BLOB (TEXT および BYTE カラム)の使用に関する注意:
通常、BLOB はBLOB ID により指定されます。
select クエリーは、BYTE および TEXT カラム毎に "blob id" を返します。
( "ifx_blobinfile(0);" により) メモリー上で BLOB を得ることを選択した場合、
"string_var = ifx_get_blob($blob_id);" で内容を得ることができます。
ファイルから BLOB カラムの内容を取得したい場合、
"ifx_blobinfile(1);" を使用して下さい。
"ifx_get_blob($blob_id);" によりファイル名を得ることができます。
BLOB の内容を得る際には、通常のファイル入出力を行ってください。
insert/update クエリーに関しては、
"ifx_create_blob(..);" により自分で "blob id" を作成する必要があります。
その後、blob id を配列に代入し、
クエリー文字列の中の blob カラムを疑問符 (?) で置換します。
updates/inserts の場合、ifx_update_blob()でblob
の内容を設定するのが便利でしょう。
BLOB カラムの動作は、設定用変数で変更することができます。
これらの変数は、実行時にも設定可能です。
設定変数 : ifx.textasvarchar
設定変数 : ifx.byteasvarchar
ランタイム関数 :
ifx_textasvarchar(0) : TEXT カラムを有する select クエリーに blob
id を使用する
columns
ifx_byteasvarchar(0) : BYTE カラムを有する select クエリーに blob
id を使用する
columns
ifx_textasvarchar(1) : TEXTカラムをVARCHARカラムとして返します。
このため、selectクエリーにおいてblob idを使用する必要はありません。
ifx_byteasvarchar(1) : BYTEカラムをVARCHARカラムとして返します。
このため、selectクエリーにおいてblob idを使用する必要はありません。
設定変数 : ifx.blobinfile
ランタイム関数 :
ifx_blobinfile_mode(0) : メモリーに BYTE カラムを返す, blob id によ
りその内容を取り出す
ifx_blobinfile_mode(1) : モリーに BYTE カラムを返す, blob id によ
りそのファイル名を取り出す
ifx_text/byteasvarchar を 1 に設定した場合、
通常の(しかしやや長い) VARCHAR フィールドのように
select クエリーで TEXT や BYTE カラムを使用することが可能です。
全ての文字列は、PHP で "数えられる" ので、これにより、"バイナリ・セー
フ"が維持されます。
これを正しく処理するのはあなた次第です。
返されるデータには何でも含むことができますが、その内容について
責任を負うことになります。
ifx_blobinfile を 1 に設定した場合、blob の内容を得るために
ifx_get_blob(..) により返されたファイル名を使用して下さい。
この場合、行を取得する際に Informix により作成されたテンポラリファイル
を削除する責任があります。取得された新規の行は、BYTE カラム毎に新
規のテンポラリファイルを作成します。
テンポラリファイルの位置は、環境変数 "blobdir" により設定すること
ができます。デフォルトは、"." (カレントディレクトリ)です。
putenv(blobdir="tmpblob"); のようにすることにより、誤って残ってし
まったテンポラリファイルを削除することが容易になります。(テンポラ
リファイルの名前は "blb" で始まります)